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会員番号010
大田 安紗
さん(エコ・イラストレーター)

マイ箸を持つようになってもう8年になります。割り箸を使うたびに「使い捨てでもったいないなあ」と気になっていて、なるべくフォークなどを使うようにしていたんですが、環境団体の仲間たちがマイ箸を使っているのを見て、「そうか、自分で持ち歩けばいいんだ」と気がついて、さっそく始めました。
最初はちょっと勇気がいりましたが、お店の人も好意的でしたね。「お箸を持っていますので、割り箸は結構です」とにっこり笑って声をかけると、特に年配の方からは「あら、若いのにえらいわねー」「割り箸はもったいないもんね」という声が返ってきます。最初に一声かければ割り箸も汚さずにすみますし、コミュニケーションもできるので楽しいですね。
 今の時代、なんでも使い捨てるのに慣れてしまっていますよね。少しでも見直そうよというメッセージを伝えたくて、結婚式のパーティーのとき、ご招待した皆さんに手作りのマイ箸とマイカップをプレゼントして使っていただきました。友人のシェフに無農薬の野菜をその場で調理してもらったりしてエコロジカルなパーティーをしたのですが、とても好評でした。中には初めての経験でびっくりされた方もいましたが、5年たった今でも「あのマイ箸を愛用しています」「今になってエコロジーに目覚めました」というメッセージをいただくことがあって、うれしいですね。
私がエコロジーに関心を持つようになったきっかけは阪神・淡路大震災です。当時、私は働きづめの忙しいOLで、環境のことを振り返る時間も心の余裕もありませんでした。震災を経験したことで、本当に必要なことは環境や命、自然を大切にすることなんだと実感しました。それまでは家事もほったらかしで、食事は3食テイクアウトでしたが、体も気持ちも満たされていないと気づきました。自然な素材で手作りするようになって体調も良くなり、今では無理ない程度に玄米菜食をしています。環境や命、自然を大切にしながら生活するのはとても楽しいことです。その楽しさを多くの方に伝えて行きたいですね。

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