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会員番号007
上村 雄彦
さん(環境平和NGO ネットワーク『地球村』 国際部)

マイ箸を持つようになったのは今から9年前です。きっかけは、それまで割り箸は間伐材で作られていると思っていたのですが、実は9割が中国や東南アジアからの輸入で、そのために森林が伐採されているという事実を知った衝撃でした。それ以来、「自分も持とう」という気になりましたね。他にも事実を知ったことで、車を手放して自転車にしたり、夏はクーラーをやめて扇風機に変えたり、電子レンジやプラスチックの食器なども使わなくなりました。講演会などで地球環境をテーマに話をしているので、言っていることとやっていることが違うのでは説得力がありませんし、自信を持って話をするためにも、できることから実践しています。
マイ箸を持って気が付いたのは、コミュニケーションが始まって『周りの人が気付くきっかけ』になることですね。大学で教鞭をとっていたときには大勢の教え子たちがマイ箸を始めてくれましたし、よく知らない人からも話しかけられます。あるお店で板前さんから「お客さん、潔癖症ですか?」と聞かれたのにはびっくりしました。もちろんすぐにわかってくれましたけどね(笑)。
今、私が好きなのは「スロー・イズ・ビューティフル」という言葉です。「スローが社会を変えるキー」と言ってもいいのではないでしょうか。現代社会では時間に追われたり、効率ばかり追求して忘れてしまいがちですが、使い捨てをしないでモノを大切にすることや、食事の時に「この野菜はどんな人が育てたんだろう?」とか思いをめぐらすことはとても豊かなことです。マイ箸はそうしたことを思い出す一つのきっかけになりますし、「今の社会を変えたい」という自分自身の意思表示でもあると思っています。

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